【サルサにはいくつのスタイルがある?】④On2とは?NYスタイル・プエルトリカンスタイルの特徴を紹介!

今回で最後になりました、サルサのスタイル紹介。

 

今回はOn2であるNYスタイルとプエルトリカンスタイルのそれぞれの特徴を紹介していきたいと思います。

 

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さて、前回のLAスタイルの紹介の時にも書きましたが、On1、On2という表現はスタイルではなくリズムの取り方を指します。

 

これまで紹介してきたキューバンスタイル、カリスタイル、LAスタイルが全て1にアクセントをおいて踊るOn1なのに対し、今回紹介するNYスタイルとプエルトリカンスタイルはカウント2にアクセントをおいて踊るOn2になります。

 

On1からサルサを習い始めた人がOn2のリズムに慣れるまでには時間がかかりますよね。

 

私も最初はわけがわからず相当苦労しました。ひたすら何度も練習して体に覚えさせるしかありませんでした。

 

さて、On2で踊ったことがない人にはよくわからないと思うので、基本のステップだけでも実際に動画で見てもらいましょう。

 

プエルトリコを代表するダンサー、ティト・オルトス(Tito Ortos)がOn2のベーシックを説明している動画を見つけました。

 

スペイン語なのでわからないかもしれませんが、カウントに合わせてどのようにステップの踏んでいるかだけでもぜひ見てみてください。

 

1(ウノ)2(ドス)3(トゥレス) 5(シンコ)6(セイス)7(シエテ)ですよ。

 

 

On1でのステップの踏み方と異なるのがわかっていただけたでしょうか。

 

慣れるまでは曲を聞きながらOn2でリズムが取れるか練習してみてくださいね。

 

ではここから、NYスタイルとプエルトリカンスタイルのそれぞれの特徴を比較しながら紹介していきましょう。

 

【NYスタイル・プエルトリカンスタイルの特徴】

①ライン上で踊る(Salsa Lineal)

②On2でリズムをとる ※ペアの時はステップの踏み方が男女異なる

③女性の回転回数が多いNYスタイル

④ゆっくり踊られるプエルトリカンスタイル

⑤柔らかなムーブメントのNYスタイル

プエルトリコやNYのバンド、オルケスタの曲に合わせて踊られる。

⑦On2のショー

 

では早速細かくみていきましょう。

 

①ライン上で踊る(Salsa Lineal)

 

まず一つ目に、NYスタイルもプエルトリカンスタイルもライン上で踊られるスタイルです。

 

LAスタイルも同様でしたね。

 

女性が一本の線の上を行き来しながら踊れるよう男性がリードするのがライン上で踊るスタイルです。

 

②On2でリズムをとる ※ペアの時はステップの踏み方が男女異なる

 

そしてこちらももう述べましたね。

 

NYスタイルもプエルトリカンスタイルもカウント2にアクセントをおいて踊るOn2でリズムを取ります。

 

ただ、ペアで踊る時はここで一つ違いが出てきます。

 

男女の基本ステップの踏み方がそれぞれ逆になるのです。

 

NYスタイル:女性がカウント2で左足を前に出す。

プエルトリカンスタイル:男性がカウント2で左足を前に出す。

 

それぞれ動画で確認してもらいましょう。

 

1つ目の動画がNYスタイル、2つ目がプエルトリカンスタイルです。

 

 

 

2つともライン上で踊るスタイルで、On2でリズムを取るという点では同じなのですが、ペアを組んで踊る時はこのように男女基本ステップの踏み方が逆になります。

 

③女性の回転回数が多いNYスタイル

 

NYスタイルの特徴として、女性の回転回数、スピンが多いという点があげられます。

 

先程の動画を見てもらってもわかるように、女性が何回も連続で回転させられていましたね。

 

この特徴はNYスタイルから影響を受けたLAスタイルにも伝わりました。

 

④ゆっくり踊られるプエルトリカンスタイル

 

NYスタイルに比べ、プエルトリカンスタイルはゆっくりな曲を選んで踊ることが多いと言われています。

 

エレガントさが際立つと言われるNYスタイルに比べると、プエルトリカンスタイルはより自然体なかたちで踊られるとのこと。

 

⑤柔らかなムーブメントのNYスタイル

 

キューバンスタイル同様、多くのムーブメントが取り入れられるのもNYスタイルの特徴です。

 

ただ、そのムーブメントはキューバンスタイルで踊られるものとは異なり、NYスタイルでは流れるようなより柔らかいムーブメントが多く取り入れられます。

 

ここでまた動画を紹介しましょう。

 

私の大好きなNYのダンサー、メラニー・クリスタル(Melany Cristal)の動画です。

 

一つひとつの動きをビシッと決めるLAスタイルと比べ、NYスタイルの場合常に体の動きが途切れることなくなめらかに続いているのがわかりますよね。

 

 

プエルトリコやNYのバンド、オルケスタの曲に合わせて踊られる。

 

プエルトリコやNYには数多くのサルサバンドが存在します。

 

NYスタイルもプエルトリカンスタイルもそれらのバンドの曲で踊られることがほとんどです。

 

最近になって、キューバのオルケスタの曲を使ってレッスンを行うOn2のダンサーも出てきましたが、ショーやパフォーマンスなどで使われるところはまだ見かけません。

 

今回はダンスにおけるスタイルの違いを書いていますが、プエルトリコサルサキューバサルサの音楽的違いも調べてみるととても興味深いですよ。

 

⑦On2のショー

 

最後にショーやパフォーマンスに関しても書いておきましょう。

 

現在、これはショーに限らず、NYスタイルとプエルトリカンスタイルをはっきりと区別させるのは難しくなってきています。

 

というのも、相互に深く影響を受け合いながら発展してきたという歴史があり、それぞれの特徴が混ざり合って進化していっているスタイルであるからです。

 

たとえば、プエルトリカンスタイルを代表するダンサーのパピート・ハラハラ(Papito Jalajala)が生み出したステップやムーブメントは、今ではNYスタイルでも使われています。

 

また現在では、NYスタイルを踊るプエルトリコ出身のダンサーが世界では沢山活躍しています。

 

そのため、現在においては、レッスンでもNYスタイルやプエルトリカンスタイルとはっきり区別をせず、「On2 レッスン」として行っているところが多くなっているのが現状です。

 

では最後に、NYスタイルを代表するダンサーとプエルトリカンスタイルを代表するダンサー達それぞれのショー動画を載せておきたいと思います。

 

1つ目がNYスタイル、2つ目がプエルトリカンスタイルです。

 

 

 

さて、4回にわたって書いてきました、サルサのスタイル紹介、いかがだったでしょうか?

 

サルサを習い始めた人が絶対にぶつかるスタイルの壁。

 

それぞれのスタイルの特徴を理解する上で少しでもこれらの記事が参考になれば幸いです。

 

最近ではスタイルの枠を超え、様々なスタイルを融合させて踊ったり、また、独自のスタイルを生み出しているダンサー達も沢山います。

 

ただ、それができるようになるためには、それぞれのスタイルをしっかり勉強していかなければいけません。

 

スタイルの違いに関して私が思うことも書きたかったのですが、もう量が多くなるので今回はこの辺で。

 

サルサって本当、勉強すればするほど楽しいですよ♬