先月2月にスイスのチューリッヒにて開催された Salsafestival Switzerland。
ワークショップレポートに引き続き、今回はショー&パーティー編のレポートを書きたいと思います。
今回のフェスティバルでまず一番驚いたのは、全てがプログラム通りに進められたこと。
21:00開場と書かれている場合は21:00にきちんと開場し、23:00~スタートと書かれているバンドの演奏は23:00ピッタリに始まり、ショーの開始時間もプログラムに記載されていた時間通り。
全てがきっちりスケジュール通りに進められたことにとても感心しました。
スペインでのカシーノフェスティバルも、イタリアでのWorld Salsa Meetingもプログラムはあってないようなもの。
時間通りに行った私はたいてい一番のりで待ちぼうけをくらうという連続でした。
なのでサルサフェスティバルはどこもそんな感じなのだろうと思っていたら、スイスは違いましたね。
サルサフェスティバルに限らず、スイスでは一般的に日本同様、時間はきっちり守られるようです。
プログラム通りに進めてくれるとこちらも動きやすいのでとても助かりました。
さて、ではショー&パーティーについて紹介していきましょう。
まず今回のフェスティバルでは4つのパーティールームに分かれていました。
●サルサ
●キューバン
●バチャータ
●キゾンバ
バンドの演奏やダンスショーが行われたのはこのサルサルームのステージです。
ステージでのパフォーマンスがスタートしたのは3日間とも23:00~。
金曜日はバンド、La Maxima 79による演奏、そして土日は23:00~ダンスショータイムでした。
それ以外の時間帯がDJタイム、いわゆるソーシャルパーティータイムです。
このフェスティバルのまたまた良い点は、ショーを立ち見で見られるということ。
座席に座って見る劇場形式ではないため、前に行こうと思えばいくらでも前にいけるのです。
23:00が近づいてくるにつれ、ステージ前には徐々に人が集まり始めました。
もちろんみんなできるだけステージに近いところから見たいですもんね。
人が並び始めたのを見て、私も慌てて前に行きました。
最前列には残念ながら行けませんでしたが、土日2日間とも前から2列目あたりからダンスショーを見ることができました。
ショーはやはり、近ければ近いほど迫力がすごいです!
動画では感じられない、同じその空間にいないと受け取ることのできない、ものすごいエネルギーが伝わってくるのです。
ダンサー達の動き一つひとつから、
視線や表情の変化から、
頬をしたたる汗から、
全てからエネルギーが伝わってきます。
芸術って本当に素晴らしい!
サルサのショーはたいてい1曲2~3分。長くても4分もありません。
そんな短い時間の中に注ぎ込まれたダンサー達の情熱とエネルギー。
いいものは生で見るのに超したことはありません。
今回は本当に間近で全てのショーを見ることができたので、感動もそれはそれは大きなものでした。
下の写真は私の携帯で撮ったものです。
アップにも何もしていません。
この距離で全てのショーを見ることができたのです!
そしてソーシャルタイム。
私の今年のテーマは「On2」。
とにかくOn2で上達することが今一番の目標なので、3日間とももちろんサルサルーム。
キューバンルームに行ったらもっと気楽に踊れるのはわかっているものの、勉強するためにフェスティバルに来ているのだから、ソーシャルタイムでも気は抜けません。
しかし今回のフェスティバルでは、On2踊る人よりOn1踊る人の方が多かったですね。
いずれにせよ、ライン上で踊れるようになるためにはOn1の練習も欠かせません。
今回も、足が「もう無理ですよー」と言うまで踊りました。
ヒールだから更に疲れます。
ただ、フェスティバルに参加する度に思うんです。
サルサをやっていて本当によかったなって。
サルサって一つの言語だなって。
(これについてはまた別の記事で書きたいと思っています。)
一度サルサから離れようとして、
でもサルサなしでは私は生きていけないと気がついて、
それ以降よく思うんです。
私、涙が出るほどサルサが好きだなって。
サルサを踊るために生きてるんだなって。
サルサと出会えて本当によかった。
改めてそう思えた、そんなフェスティバルでした。
次の目的地はフランス、パリです。
どんなサルセーロ達が待っているのか、次回も楽しみです♪