世界中がこんなことになるなんて、いったい誰が想像できたでしょうか。
新型コロナウイルスの感染が拡大し、外出禁止令が世界各国で次々に出されています。
ダンススタジオもサルサクラブも全て閉鎖。
サルサフェスティバルやコングレスといった大きなものから、小規模のイベントまで全て中止。
ダンサー、そしてサルセーロ達にとって本当に辛い状況ですよね。
踊りに行けない、レッスンさえ受けられない。
家から一歩も出られず、踊れないストレスを感じている人達も沢山いることでしょう。
私ももちろんその一人。
ただ、そんな中、各国のダンサー達が動き出しました。
無料のオンラインレッスンを始めたのです。

Online Lesson by Fernando Sosa
これはこのブログでも何度も紹介しているイタリア在住のダンサー、Fernando Sosa(フェルナンド・ソーサ)のオンラインレッスンの情報。
Facebookとインスタグラムで3/22(日)にライブ中継で配信されました。
1時間のレッスン。
フェルナンド・ソーサのレッスンを無料でオンラインで受けられるなんてとっても贅沢なことですよ!
しかもその後ライブ動画が保存されているので、その時間帯に受けられなかった人でも後日、自分の都合のよい時間帯に受けることができます。
興味のある人はFacebookでFernando Sosaとぜひ検索してみてくださいね。
世界トップレベルのダンサーのレッスンを丸1時間無料で受けられますよ!
また、Facebook のSalsa Spainのページでも様々なダンサー達の無料オンラインレッスンが配信されています。
ダンサー達の名前がわからなくて検索できないという方はぜひこのSalsa Spainのページから入ってみてください。
すでに配信されたレッスンも動画が保存されています。
次の2人のダンサーはおススメですよ。
Fadi Fusion(ファディ・フシオン)とJavier Padilla(ハビエル・パディージャ)。

Online Lesson by Javier Padilla
家でそんな踊れるスぺースなんてないし・・・と思っている方、広いスペースなんていりません。
畳一畳分あれば十分です。
実際そんなにもいらないかもしれないです。
本当に踊りたいという気持ちさえあれば、どんなに狭いスペースであっても踊れます。
第一、レッスンをしている先生達だって、みんな外出禁止になっているダンサー達なので自宅の空いたスペースで踊っています。
こういう状況でダンサー達も仕事が次々になくなり、収入もなくなる一方。
それなのに、世界中のサルサファン達のモチベーションが下がらないようにとこうやって無料でレッスンを配信してくれるのは本当に嬉しい限りです。
日本では外出禁止令は出されていませんが、今後どうなるかなんて誰にもわかりません。
家から一歩も出られない状況になった時は、ぜひ気分転換にオンラインレッスンを受けてみてくださいね。
一時間踊るだけでも、本当に気分がスッキリしますよ。
別にこれは今みたいな状況に陥った時だけに限らず、普段からでも活用できるはずです。
レッスンを受けたいのにどうしてもスケジュールが合わなかったり、スタジオが遠かったりでレッスンに通うのを断念している人達もいることだと思います。
そういう人達は踊ることを諦めるのではなく、ぜひオンラインレッスンという違った方法でレッスンを受け続けてほしいと思います。
必要なのはネット環境と、パソコン、ipad、スマホなどといったネットに繋げる機器のみ。
あとは自分一人が踊れるスペース。それだけです。
もちろん、コロナウイルスが終息すれば、オンラインレッスンの数は減っていくかもしれません。
無料のレッスンはきっとなくなるでしょう。
ただ、中には有料で普段からオンラインレッスンを行っているダンサー達もいます。
たとえば、私が大好きなダンサー、Karel Flores(カレル・フローレス)はその一人。
上の動画は先日無料で配信されたオンラインレッスンの様子ですが、数ヶ月にわたって準備してきたというオンラインレッスンの専用サイトがちょうど先日立ち上がりました。
それがこちら。
www.karelfloresonline.com
このサイトでは毎月新しい動画がアップされていくので、レッスンに定期的に通いたいのに通えないという人にはおすすめですよ。
今のこの大変な状況がいつまで続くのかは誰にもわかりません。
「憧れのダンサー達に会いに行く」
という2020年の私の目標は一旦途絶えてしまいました。
ただ、憧れのダンサー達がこうやってオンラインレッスンをしてくれるおかげで、少しでも近くにいられる気分になり、踊り続けることができます。
フェルナンド・ソーサが暮らすのは、感染拡大が止まらず医療崩壊を起こしているイタリア北部の都市、ミラノ。
オンラインレッスンの最後に彼が言っていました。
「このウイルスを甘く見ないでほしい。
どうか規則を守ってほしい。
外出禁止なら外には出ないでくれ。
甘くみた結果がこれだ。
今イタリアがこんな状態になっているのは、感染者が増え始めた当初、みんな甘くみ て自分とは関係ないと思っていたからだ。」
ミラノは私の憧れの街。
憧れのダンサー達が沢山住んでいる、勉強したい場所が沢山ある街。
そんな憧れの街が今みたいな状況になって本当に胸が苦しい。
そんな状況でも希望を与え続けてくれるミラノのダンサー達。
いつかまた、世界中のサルサファン達が思いっきり踊れる日が必ず来ますように。
そのためには、一人ひとりが今の状況をきちんと把握し、意識を高めることが必要。
またサルサを踊れる日が来るまで、もう少し、辛抱です。
それまではぜひ、オンラインレッスンで踊り続けましょう!