【2020年 夏】大好きな福岡に戻ります!

年齢制限があるワーキングホリデー。


ギリギリ最後のチャンスだと思い、31歳になる直前でスペインへと旅立ったのが昨年の10月末。


限られた一年という期間の中で、やりたいことが沢山ありました。


行きたかったサルサフェスティバルやコンサート、受けたかった憧れのダンサー達のレッスン。


やりたかったことの半分も成し遂げられないまま、帰国せざるを得ない状況に。

本当は今月はバルセロナでMarc Anthony(マーク・アンソニー)のライブに行く予定だったのに・・・

 

来月はスペイン最大のサルサフェスティバル、”ベニドームサルサフェスティバル”に参加する予定だったのに・・・

 

そんなことを言い始めたら切りがありません。

 

今年の私の手帳は見事に修正テープで白く塗りつぶされてしまうことに。

 

残念ですが、世界中がこんな状況になってしまった今、仕方がないとしか言いようがありません。

 

帰国したくてもできない人達が大勢いる中、生きて無事に帰ってこれたこと、それだけでも幸運だったと思っています。

 

欠航便続出の中、私の便が飛んでくれたことは奇跡でした。

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すっかり人影がなくなったバルセロナの空港

さて、隔離生活に自粛期間とおとなしくしていた私ですが、遂に来月7月、再び福岡に戻ることになりました。

バルセロナは本当に素敵な街でした。

 

どこを歩いても絵になるような、本当に素敵な街並みがずっとずっと続いていました。

 

そんな美しい街にいながらも、恋しくなったのが福岡。

 

ワーホリの一年が終われば絶対福岡に帰る、そう心に決めていました。

 

私は福岡で生まれたわけでも、育ったわけでもありません。

 

むしろ福岡に関して知らないことの方がずっと多いです。

 

でも、一度住んだら離れられなくなる。

 

これを「福岡マジック」と呼ぶのでしょうか。

 

福岡は世界一住みやすい街、私はそう思っています。

 

さて、そんな大好きな福岡に来月戻ります!

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イスラ・デ・サルサ 2019

今年は残念ながら、夏のビッグイベントであるイスラ・デ・サルサも開催中止に。

 

昨年までの6年間、毎年夏はイスラに捧げてきただけに、福岡に戻れてもイスラがない夏を迎えるのは寂しいものです。

 

ただ、そんな中でも、早速レッスンやワークショップをさせてもらえる他、ショーにも出させてもらえることに。

 

こんな状況の中、再びステージに立たせてもらえるのはありがたい限りです。

 

ただ、あまりに急に決まったため、今必死で振付考え中。

 

今回はソロで踊らせていただきます。

 

ソロでのパフォーマンスは2年近くやっていないうえ、この数ヶ月で体力が格段に落ちているのでこればかりは自分との戦い。

 

いろいろと心配なこともありますが、今回のショーでは私の「好き!」を100%表現したいと思っています。

 

サルサが好きという気持ち。

ダンスが好きという気持ち。

自分を表現することが好きという気持ち。

 

そんな全ての「好き」を全身で表現したい!

 

私は踊っている時が一番幸せだと感じるし、

踊っている時に一番生きていると感じるし、

何より踊っている時の自分が一番好き。

 

接触してはいけない。

3密を避けてソーシャルディスタンスを保たなくてはいけない。

 

そんなことが言われる現在、私が最も恐れているのは、サルサという文化がなくなってしまうこと。

 

日本からサルサという文化がもしなくなってしまったら・・・

 

隔離生活中、突如そんな恐怖に襲われ一人号泣した日がありました。

 

サルサを踊る理由はもちろん人それぞれ違うでしょう。

 

ただ、私の場合、サルサなしでは生きていけません。

 

新しい生活様式が求められる現在。

 

サルサももちろんその中で、生き残る方法を探っていかなくてはいけません。

 

これまではとにかく踊りたかった私。

ダンサーになること、それが全てでした。

 

これからももちろん踊り続けたい私。

ただ、これからは、サルサという文化を死なせないこと、サルサの楽しさを伝え続けること、それこそが私のやるべきこと、役割だと思っています。

 

 

私の「好き」を100%全身で表現する久々のステージ。

 

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大好きな福岡で、皆さんと再会できるのを楽しみにしています。

 

ソーシャルイベントはいつ頃再開できるのかまだわかりませんが、久々に生の音楽を聴きたい!生のショーを見たい!と思った方、そして、「YUKAどんななってるかなー?」ってちょっとでも興味持ってくれた方、ぜひ見に来てください♬

 

サルサがある生活に再び戻れるよう、少しずつ少しずつ、一緒に前進していきましょう!

【キューバのダンス】ルンバとは?ワワンコーとは何?ヤンブー、コルンビアとの違いについて

サルサをやり始めると、そのうち“ルンバ”という言葉をよく耳にするようになるでしょう。

 

ルンバがいったい何なのかよくわからない人でも、ちょっと前かがみになって左右交互にサイドにステップを踏む動きがルンバだと思っている人も多いのではないでしょうか。

 

間違っていません。

 

確かにそれはルンバの基本ステップのひとつです。

 

最近はすっかりOn2にハマってしまっている私ですが、私の原点はあくまでキューバ

キューバの音楽とダンスが全ての始まりです。

 

今回は、そんなキューバ音楽を代表するひとつでもあるルンバについて書いていきたいと思います。

 

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Rumba Morenaによる演奏風景。ハバナにて。

まず、ルンバとはどういうジャンルに分けられるのか。

 

ルンバはよくアフロキューバンダンスの一つして認識されることが多いですが、中にはルンバはアフロキューバンではないと言う人達もいます。

 

なぜなら、アフロキューバンダンスとは、アフリカ起源でキューバに伝わり、独自の発展を遂げたダンスのことを指します。

 

ヨルバやコンゴ、アララといったダンスがそれにあたります。

 

しかしルンバは、アフリカで生まれたのではなくキューバで生まれました。

 

アフロキューバンダンスのくくりに当てはまらないという理由はそこにあります。

 

ただ、発生したのはキューバですが、ルンバは植民地時代にアフリカから連れてこられた黒人奴隷達の間で生まれました。

 

そのためやはりアフロキューバンのジャンルだと言う人が多いのでしょう。

 

正確にはどちらも正しいかと思います。

 

むしろ、はっきり明確にジャンル分けする必要はないのだと私は思っています。

 

ルンバはルンバ。

 

社交ダンスのルンバとは全く別物であるということだけはしっかり理解しておきましょう。

 

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さて、そんなルンバには、3つの種類があります。

 

Yambú(ヤンブー)、Guanguancó(ワワンコー)、Columbia(コルンビア)の3つです。

 

一番よく耳にするのはワワンコーでしょう。

私はどうもこのワワンコーというカタカナ表記には今でも慣れません。

実際には“ゥワーンゥワーンコー”という風に聞こえると思います。

でもここではあえてワワンコーという表記で書いていきましょう。

 

キューバ人はペアでサルサを踊っている時によくルンバのステップやムーブメントを混ぜてきます。

 

私がルンバを勉強しようと思ったきっかけはそれでした。

 

ペアで踊っている時に相手がルンバをやり始めても、私はルンバを踊れないからひたすらサルサのステップを踏み続けることしかできませんでした。

 

それが悔しくて、ルンバを勉強しようと決めたのです。

 

さて、そんな風にサルサを踊っている時に混ぜてこられるルンバは、ほぼ100%と言っていいほどワワンコーです。

 

ペアで踊っているのにコルンビアを混ぜてきたり、サルサにヤンブーを混ぜる人はほぼいないでしょう。

 

ではそれはなぜなのか、ルンバのダンスの違いをそれぞれみていきましょう。

 

その前に一つだけ。

 

ルンバの演奏で使われる楽器はコンガやカホン、クラーベ等といった打楽器のみです。

 

キーボードやギターなどのいわゆるメロディー楽器は用いられません。

 

ルンバにおいてメロディーを生み出すのは歌のみ。

 

ここでは踊りの違いについて書いていきますが、ルンバの場合、踊りが異なるのはリズム(クラーベの叩き方)が異なるからだということをまず頭に入れておいてください。

 

Yambú(ヤンブー)とは?

 

まず一つ目、ヤンブーはペアで踊ります。

 

ルンバの中で、一番ゆっくりな音楽がヤンブーです。

 

 

リズムがゆっくりとなるともちろん踊り方もゆっくりになり、ワワンコーやコルンビアと比べると、ヤンブーはより柔らかく、よりセンシュアルに踊られます。

 

ヤンブーはよく ”お年寄りの踊り(baile de los ancianos)” だとも言われますが、それは動きがゆっくりであるからであって、決してお年寄りだけが踊る踊りという意味ではありません。

 

同じくペアで踊るワワンコーとの大きな違いは、ヤンブーではバクナオ(vacunao)を行わないという点です。

 

バクナオについては次のワワンコーの欄で説明しますね。

 

ルンバにおいてペアで踊るというのは、サルサのように男性がリードして女性がそれについていく、というものではありません。

 

ルンバでは、男性が女性を狙っています。

 

でも女性はそう簡単にその男性のことを受け入れません。

 

男性は諦めずに狙った女性に近づいていきます。

 

女性はその様子を見ながら、たまに気があるように見せかけて、でもやっぱり立ち去る、そんなことを繰り返していきます。

 

ルンバでペアで踊るというのは、そういう男女の駆け引きのような意味があるのです。

 

まだ静かに、多少遠慮しながらそのやり取りをしているのがヤンブー、そのやり取りが激しくなっていくのがワワンコー、だと思ってもらったらわかりやすいでしょう。

 

Guanguancó(ワワンコー)とは?

 

ワワンコーもペアで踊ります。

 

ルンバの中で一番よく知られているのが間違いなくワワンコーでしょう。

 

ワワンコーになるとヤンブーよりも速いリズムになり、動きもより機敏になります。

 

そして、男女の駆け引きもより激しくなっていきます。

 

そこで、ワワンコーでは、バクナオという動きが出てくるのです。

 

バクナオ(vacunao)という言葉は、スペイン語で注射するという意味の vacunar からきています。

 

男性が狙っている女性にむかってバクナオをしかけてきます。

 

注射してくるということ、つまり、女性の急所を狙ってくるのです。

 

なので女性は、スカートや手にもっている布などで常に自分の急所を隠して守らなくてはいけません。

 

男性は足や手、それ以外にもどんな手段でバクナオをしかけてくるかわかりません。

 

そのため女性は常に注意深く男性の動きを見て警戒する必要があります。

 

次の動画を見てみてください。

 

女性は常に自分の急所を守っていますよね。

 

そして男性は女性の隙を狙ってバクナオをしかけています。

 

 

 

 

ちなみにバクナオを避けられなかったらどうなるのか。

 

女性は妊娠してしまいます。

 

望まない妊娠を避けるために、女性はバクナオから自分の身を守らないといけないのです。

 

ワワンコーはそういう踊りなのです。

 

ただ、単に逃げ続けるだけではなく、たまには女性からわざと挑発させるようなことをしてみたりするのもワワンコーの楽しいところです。

 

ヤンブーの動画と見比べてみると、ワワンコーでは男女の駆け引きがより激しくなっているのがよく見てわかるのではないでしょうか。

 

Columbia(コルンビア)とは?

 

さて、最後はコルンビアについて。

 

よく、南米の国、コロンビアと同じ発音だと勘違いしている人がいますが、一文字違ってコンビアなのでご注意ください。

 

そんなコルンビアはペアでは踊りません。

 

コルンビアは男性の踊りです。

 

男性が自分の力強さを見せつけ、競い合います。

 

ステップやムーブメントも、ヤンブーやワワンコーでは出てこないようなものが沢山存在し、男性達は自分の得意とするもの、より自信のあるものを見せつけていきます。

 

次の動画のように男性が順番に出てきては、

 

「一番強いのはこの俺だ!」

「一番かっこいいのはこの俺に決まってる!」

 

とアピールするべく、踊りで見せつける、それがコルンビアです。

 

 

私はこのコルンビアが好きすぎて、踊れるようになりたくて、キューバにいた時、汗だくになりながら練習していました。

 

でもやはり、女性の体で踊っても男性のような力強さを表現するのは難しかったですね・・・

 

そしてコルンビアはルンバの中で一番リズムも速くなります。

 

クラーベの叩き方も多くの人がルンバクラーベと思って聞いている叩き方とは完全に異なるものになります。

 

さて、ルンバのそれぞれの踊りの違い、わかっていただけたでしょうか。

 

踊りよりもまずは意味を理解する方が重要だと私は思っています。

 

ヤンブーやワワンコーは男女の駆け引きだということ、そしてコルンビアは男性の力強さを競い合っているのだということ。

 

そういう意味をきちんと理解した上で踊るのと、ただステップやムーブメントだけを学ぶのとでは大きな違いがあります。

意味も理解した上で踊ればもっともっと楽しくなります。

 

そしてサルサを踊る時にも、どんな時にルンバの動きを取り入れられるのかがわかるようになってくるでしょう。

 

【サルサのスタイルの違い】勉強法は外国語と同じ!語彙力を増やして実践するのみ!

私はスペイン語を話します。

 

スペイン語を勉強し始めて、かれこれもう15年が経ちました。

 

語学は使わなければ忘れていきますが、幸いにも私は常にスペイン語を使う環境にいるため、忘れることはありません。

 

これまでに相当な語彙力を身に付け、実際に使うことでスペイン語力をどんどん伸ばしてきました。

 

サルサを勉強する上でも、同じことが言えると私は思っています。

 

というもの、私はサルサは言語だと思っているからです。

 

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なぜなら私達はペアで踊る時、サルサという言語を通じて相手と会話をしています。

 

一言も口から発することがなくても、サルサという言語を通して3~4分の1曲の間にお互いに会話をすることができるのです。

 

相手がどこの国の人か、何語を話すのか、何一つ知らなくったって1曲一緒に踊ることができますよね。

 

それはサルサという共通の言語が存在しているからです。

 

言語という大きなくくりの中に、日本語や英語、スペイン語やフランス語などといった異なる言語が存在していますね。

 

それと同じく、サルサというくくりの中にキューバンスタイルやLAスタイル、NYスタイルなどといった異なる言語(スタイル)が存在しています。

 

日本語しか話せない人と、スペイン語しか話せない人が会話ができますか?

 

答えはNOでしょう。

 

それと同じく、NYスタイルしか踊れない男性とキューバンスタイルしか踊れない女性が1曲一緒に踊れると思いますか?

 

踊れません。

 

どんなに男性のリードがうまかったとしても、キューバンスタイルしか踊れない女性はOn2でリズムを取ることができないし、第一、ライン上でまっすぐに踊ることができないのでリードについていけません。

 

過去の私が実際にそうだったのでとてもよくわかります。

 

そんな状態だとうまくコミュニケーションが取れないですよね。

 

日本語しか話せなかった人が、スペイン語も勉強して話せるようになれば、スペイン語しか話せない相手とでも会話ができるようになります。

 

それと同じく、キューバンスタイルしか踊れなかった女性が、NYスタイルも勉強して踊れるようになれば、NYスタイルしか踊れない男性とでも一緒に踊ることができるようになるのです。

 

このように、サルサのスタイルの違いは外国語の違いと同じなのです。

 

共通の言語がなければ、どれだけジェスチャーで頑張ったとしても理解し合えるのには限界があります。

 

言葉を一つも発することがなく、ペアの相手と1曲の間コミュニケーションをうまくとれるかどうか、それは自分と相手次第。

 

自分が伝えたいことがうまく伝わった時(リード)、相手が伝えようとしていることがわかってうまく答えられた時(フォロー)、そこで初めてきちんとした会話が成り立ちますよね。

 

うまく会話が成り立つのには、共通の言語があるからです。

 

日本語しか話せない人と、日本語、英語、スペイン語、フランス語と4ヶ国語話せる人とでは、コミュニケーションを取れる相手の数にもかなり差が出てきます。

 

それと同じく、キューバンスタイルしか踊れない人と、キューバン、LA、NY、カリスタイルと踊れる人とを比べると、一緒に踊れる相手の数に相当な差が出てきますよね。

 

外国語を勉強する時は、どんどん語彙力を身に付けて、とにかく実際に使ってみることが大事です。

 

サルサでも全くもって同様です。

 

とにかく異なる言語(スタイル)の語彙力(技、知識、ステップ等)を沢山身に付けて、実践する(ソーシャルの場で踊る)こと。

 

そうすれば踊れる相手がどんどん増えていきます。

 

相手によって踊り方を変えることだってできるようになります。

 

つまり、より多くの人とコミュニケーションが取れるようになるのです。

 

以前の私は、キューバンスタイル以外全く興味がありませんでした。

 

キューバンスタイルが一番かっこいいと思っていたし、他のスタイルの何がいいのか全くわからず、勉強する気すらありませんでした。

 

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当時の私は、ライン上のスタイルを踊る男性と踊ったって全くついていけなかったのです。

 

なんでまっすぐ動かないといけないのかわけがわからなかったし、ライン上のスタイル特有の技をかけられたってどう答えていいのか全くわからなかったのです。

 

そんなんだと踊っていても楽しくありません。

 

当たり前です。

 

2人の間に共通の言語がないのですから、ちゃんとコミュニケーションが取れるわけがありません。

 

そんな私が、いろんな人と踊れるようになるために全てのスタイルを勉強すると決心したのが今から4年前。

 

それから必死で勉強してきました。

 

まっすぐ歩くの、本当に苦労しました。全てとことん直されました。

 

でも、語彙力を増やして実践し続けてきた甲斐があり、踊れる相手の数が一気に増えました。

 

ミラノで開催されたWorld Salsa Meeting、そしてチューリッヒのSwitzerland Salsa Festivalの両方で、私は数えきれない世界中の人達とLAスタイル、NYスタイルを踊ってきました。

 

あのままキューバンしかやっていなかったら、彼らと踊れる日はいつまで経ってもこなかったでしょう。

 

苦労してまっすぐ踊る練習をし、ラインサルサ特有の技に対するフォローの仕方も覚え、目が回りながらもスピンの練習を繰り返し、多くの知識を習得したおかげで、LAスタイル、NYスタイルを踊る人達ともコミュニケーションが取れるようになりました。

 

踊れる相手が増えると本当に楽しい!

 

3分~4分という短い限られた時間の中で、いかにうまくコミュニケーションが取れるかどうか。

 

楽しかった!またこの人と踊りたい!

 

そう思ってもらえるようになるためには、とにかく語彙力を増やして実践するのみ。

 

そして気持ちよくコミュニケーションが取れなかった場合には、なぜうまくいかなかったのかを考えることも重要です。

 

人それぞれスタイルの好き嫌いはあって当然です。

 

でも、全てのスタイルを勉強すれば、踊れる相手が増えるだけでなく、それぞれのスタイルの良さ、特徴にも気づくことができます。

 

私がキューバンスタイルの特徴に気づいたのは他のスタイルを勉強し始めてからです。

 

それまではキューバンしか知らないので、比較するものがなく気づくはずもありません。

 

全スタイル勉強するというのは、決して簡単なことではありません。

 

でも、ほんの少しでも興味があるのであれば、今踊っているスタイルと異なるスタイルも勉強してみることをおすすめします。

 

そうすれば一気に世界が広がるし、自分の可能性もどんどん広がっていきます。

 

キューバンしか見えていなかった私が、NYスタイルに夢中になってしまう日々がくるなんて、当時の私は思いもしませんでした。

 

そんな風に、他のスタイルを勉強すればきっと新たな発見が出てくるはずです。

 

そしていずれスタイルの枠を超え、自分なりのスタイルを見つけ出すことも大切です。

 

ただそれができるようになるためには、それまでにしっかり勉強して多くの知識を身に付けていくことが必要不可欠。

 

サルサのスタイルの違いは外国語の違いと同じ。

 

とにかく語彙力を増やして実践して身に付けていきましょう!

【サルサにはいくつのスタイルがある?】④On2とは?NYスタイル・プエルトリカンスタイルの特徴を紹介!

今回で最後になりました、サルサのスタイル紹介。

 

今回はOn2であるNYスタイルとプエルトリカンスタイルのそれぞれの特徴を紹介していきたいと思います。

 

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さて、前回のLAスタイルの紹介の時にも書きましたが、On1、On2という表現はスタイルではなくリズムの取り方を指します。

 

これまで紹介してきたキューバンスタイル、カリスタイル、LAスタイルが全て1にアクセントをおいて踊るOn1なのに対し、今回紹介するNYスタイルとプエルトリカンスタイルはカウント2にアクセントをおいて踊るOn2になります。

 

On1からサルサを習い始めた人がOn2のリズムに慣れるまでには時間がかかりますよね。

 

私も最初はわけがわからず相当苦労しました。ひたすら何度も練習して体に覚えさせるしかありませんでした。

 

さて、On2で踊ったことがない人にはよくわからないと思うので、基本のステップだけでも実際に動画で見てもらいましょう。

 

プエルトリコを代表するダンサー、ティト・オルトス(Tito Ortos)がOn2のベーシックを説明している動画を見つけました。

 

スペイン語なのでわからないかもしれませんが、カウントに合わせてどのようにステップの踏んでいるかだけでもぜひ見てみてください。

 

1(ウノ)2(ドス)3(トゥレス) 5(シンコ)6(セイス)7(シエテ)ですよ。

 

 

On1でのステップの踏み方と異なるのがわかっていただけたでしょうか。

 

慣れるまでは曲を聞きながらOn2でリズムが取れるか練習してみてくださいね。

 

ではここから、NYスタイルとプエルトリカンスタイルのそれぞれの特徴を比較しながら紹介していきましょう。

 

【NYスタイル・プエルトリカンスタイルの特徴】

①ライン上で踊る(Salsa Lineal)

②On2でリズムをとる ※ペアの時はステップの踏み方が男女異なる

③女性の回転回数が多いNYスタイル

④ゆっくり踊られるプエルトリカンスタイル

⑤柔らかなムーブメントのNYスタイル

プエルトリコやNYのバンド、オルケスタの曲に合わせて踊られる。

⑦On2のショー

 

では早速細かくみていきましょう。

 

①ライン上で踊る(Salsa Lineal)

 

まず一つ目に、NYスタイルもプエルトリカンスタイルもライン上で踊られるスタイルです。

 

LAスタイルも同様でしたね。

 

女性が一本の線の上を行き来しながら踊れるよう男性がリードするのがライン上で踊るスタイルです。

 

②On2でリズムをとる ※ペアの時はステップの踏み方が男女異なる

 

そしてこちらももう述べましたね。

 

NYスタイルもプエルトリカンスタイルもカウント2にアクセントをおいて踊るOn2でリズムを取ります。

 

ただ、ペアで踊る時はここで一つ違いが出てきます。

 

男女の基本ステップの踏み方がそれぞれ逆になるのです。

 

NYスタイル:女性がカウント2で左足を前に出す。

プエルトリカンスタイル:男性がカウント2で左足を前に出す。

 

それぞれ動画で確認してもらいましょう。

 

1つ目の動画がNYスタイル、2つ目がプエルトリカンスタイルです。

 

 

 

2つともライン上で踊るスタイルで、On2でリズムを取るという点では同じなのですが、ペアを組んで踊る時はこのように男女基本ステップの踏み方が逆になります。

 

③女性の回転回数が多いNYスタイル

 

NYスタイルの特徴として、女性の回転回数、スピンが多いという点があげられます。

 

先程の動画を見てもらってもわかるように、女性が何回も連続で回転させられていましたね。

 

この特徴はNYスタイルから影響を受けたLAスタイルにも伝わりました。

 

④ゆっくり踊られるプエルトリカンスタイル

 

NYスタイルに比べ、プエルトリカンスタイルはゆっくりな曲を選んで踊ることが多いと言われています。

 

エレガントさが際立つと言われるNYスタイルに比べると、プエルトリカンスタイルはより自然体なかたちで踊られるとのこと。

 

⑤柔らかなムーブメントのNYスタイル

 

キューバンスタイル同様、多くのムーブメントが取り入れられるのもNYスタイルの特徴です。

 

ただ、そのムーブメントはキューバンスタイルで踊られるものとは異なり、NYスタイルでは流れるようなより柔らかいムーブメントが多く取り入れられます。

 

ここでまた動画を紹介しましょう。

 

私の大好きなNYのダンサー、メラニー・クリスタル(Melany Cristal)の動画です。

 

一つひとつの動きをビシッと決めるLAスタイルと比べ、NYスタイルの場合常に体の動きが途切れることなくなめらかに続いているのがわかりますよね。

 

 

プエルトリコやNYのバンド、オルケスタの曲に合わせて踊られる。

 

プエルトリコやNYには数多くのサルサバンドが存在します。

 

NYスタイルもプエルトリカンスタイルもそれらのバンドの曲で踊られることがほとんどです。

 

最近になって、キューバのオルケスタの曲を使ってレッスンを行うOn2のダンサーも出てきましたが、ショーやパフォーマンスなどで使われるところはまだ見かけません。

 

今回はダンスにおけるスタイルの違いを書いていますが、プエルトリコサルサキューバサルサの音楽的違いも調べてみるととても興味深いですよ。

 

⑦On2のショー

 

最後にショーやパフォーマンスに関しても書いておきましょう。

 

現在、これはショーに限らず、NYスタイルとプエルトリカンスタイルをはっきりと区別させるのは難しくなってきています。

 

というのも、相互に深く影響を受け合いながら発展してきたという歴史があり、それぞれの特徴が混ざり合って進化していっているスタイルであるからです。

 

たとえば、プエルトリカンスタイルを代表するダンサーのパピート・ハラハラ(Papito Jalajala)が生み出したステップやムーブメントは、今ではNYスタイルでも使われています。

 

また現在では、NYスタイルを踊るプエルトリコ出身のダンサーが世界では沢山活躍しています。

 

そのため、現在においては、レッスンでもNYスタイルやプエルトリカンスタイルとはっきり区別をせず、「On2 レッスン」として行っているところが多くなっているのが現状です。

 

では最後に、NYスタイルを代表するダンサーとプエルトリカンスタイルを代表するダンサー達それぞれのショー動画を載せておきたいと思います。

 

1つ目がNYスタイル、2つ目がプエルトリカンスタイルです。

 

 

 

さて、4回にわたって書いてきました、サルサのスタイル紹介、いかがだったでしょうか?

 

サルサを習い始めた人が絶対にぶつかるスタイルの壁。

 

それぞれのスタイルの特徴を理解する上で少しでもこれらの記事が参考になれば幸いです。

 

最近ではスタイルの枠を超え、様々なスタイルを融合させて踊ったり、また、独自のスタイルを生み出しているダンサー達も沢山います。

 

ただ、それができるようになるためには、それぞれのスタイルをしっかり勉強していかなければいけません。

 

スタイルの違いに関して私が思うことも書きたかったのですが、もう量が多くなるので今回はこの辺で。

 

サルサって本当、勉強すればするほど楽しいですよ♬

【サルサにはいくつのスタイルがある?】③On1とは?LAスタイルの特徴を紹介!

サルサのスタイル紹介3回目!

 

今回はLAスタイルを紹介していきます。

 

1回目、2回目の記事をまだ読んでいないという方はぜひ先に目を通していてくださいね。

 

www.salsa-yukayuuche.com

 

www.salsa-yukayuuche.com

 

さて今回紹介するのはLAスタイル。

 

まずその前に、「~スタイル」という名前とは別で、サルサをやっているとOn1、On2という言葉もよく耳にしますよね。

 

On1、On2とは、スタイルの名前ではなくリズムの取り方を指します。

 

簡単に言えば、カウント1にアクセントをおいて踊るのがOn1、カウント2にアクセントをおいて踊るのがOn2です。

 

つまり、

 

On1 23 67

On2 =13 5

 

このように、カウント2と6にアクセントをおいて踊るように言われていたら、それはOn1 ではなくOn2です。

 

ということは、1と5にアクセントをおいて踊るキューバンスタイルやカリスタイルもOn1ということになりますよね。

 

理論上はそうなるのですが、On1と言われる時は一般的にはLAスタイルのことを指します。

 

キューバンスタイルをOn1と呼ぶのは聞いたことないですね。

 

なのでほとんどの場合、 On1 = LAスタイル だと思ってもらって間違いないでしょう。

 

さて、ではそんなLAスタイルの特徴を見ていきましょう。

 

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【LAスタイルの特徴】

①ライン上で踊る(Salsa Lineal)

②On1でリズムをとる

③女性の回転回数が多い

④ソーシャルでもショー要素が多い

⑤腕を使った女性のスタイリングが多い

⑥よりエネルギッシュなショーやパフォーマンス

 

では早速細かく見ていきましょう。

 

①ライン上で踊る(Salsa Lineal)

LAスタイルはライン上で踊るスタイルのサルサです。

 

ライン上で踊るというのは、一本の線(ライン)の上からはみ出さないように踊らなくてはいけません。

 

女性がずっとライン上で踊れるよう、男性はうまくリードしてあげる必要があります。

 

ここで、LAスタイルのパイオニアの一人であるジョニー・バスケスの動画を紹介しましょう。

 

この動画を見てもらうと、女性がずっと一本の線の上を行き来して踊っているのがわかりますよね。

 

一回目に紹介したキューバンスタイルの動画と比べて見てもらえたら、その違いがよりはっきりとわかることでしょう。

 

 

②On1でリズムをとる

LAスタイルの2つ目の特徴はOn1でリズムを取るという点です。

 

ライン上で踊るサルサのスタイルは全部で3つあります。

 

LAスタイル、NYスタイル、プエルトリカンスタイルは全てライン上で踊ります。

 

その中で唯一On1でリズムを取るのがLAスタイルです。

 

動画を見てもらってもわかるように、カウント1と5にアクセントがついていますよね。

 

LAスタイルはOn2では踊りません。常にOn1で踊ります。

 

③女性の回転回数が多い

3番目の特徴は、ペアで踊る時女性の回転回数が多いという点です。

 

キューバンスタイルでは女性はたいてい1回転しかしません。

 

カリスタイルでは回転よりもステップの方がメインです。

 

それに比べ、LAスタイルでは女性の回転回数が多いのです。

 

いわゆるスピンと言われるものですね。

 

同じ場所で男性から女性が2回転以上回されることが沢山出てきます。

 

④ソーシャルでもショー要素が多い

4つ目に、LAスタイルはソーシャルでもショー要素が多いというのが大きな特徴です。

 

元々LAスタイルはショー向けに発展したスタイルでした。

 

そのため、一つひとつの動きをよりはっきりとさせ、キメる箇所が多いのが特徴です。

 

LAスタイルが生まれたのは、その名の通りロサンゼルス。

 

ロサンゼルスと言えば、皆さんご存じ、ハリウッドがある都市ですよね。

 

LAスタイルが生まれた当時のロサンゼルスでは、サルサがかかるバーやライブ会場にハリウッド関係者が出入りしていたとのこと。

 

サルサを踊る人達は、少しでもそんなハリウッド関係者達の興味を引き、スカウトしてもらうために、ソーシャルであってもよりエレガントに、スピンも沢山入れてショーのように踊っていたそうです。

 

そういった習慣がそのまま残り、LAスタイルはどんな他のスタイルよりもソーシャルでもショー要素が多いスタイルとなって発展していきました。

 

⑤腕を使った女性のスタイリングが多い

ショー要素が多いとなると、もちろん女性のスタイリングも多く取り入れられるということは予想がつくでしょう。

 

決めポーズのように腕を上げたり横に出したりと踊っている最中に腕のスタイリングが多く取り入れられるのもLAスタイルの特徴です。

 

ここでまた別の動画を紹介しましょう。

 

同じくLAスタイルで有名なペア、Adrian&Anita(アドリアン&アニータ)の動画です。

 

 

女性の腕が常にスタイリングを行っているのがわかりますね。

 

⑥よりエネルギッシュなショーやパフォーマンス

LAスタイルはショー向けに発展したスタイルだということはすでに述べましたね。

 

LAスタイルが生まれるずっと前から、すでに米国ではNYスタイルが存在していました。

 

LAスタイルは、そのNYスタイルの影響をとても大きく受けているのです。

 

ペアの技の多くはNYスタイルの技が取り入れられ、ライン上で踊るというのもそのまま引き継がれていますね。

 

ただ、リズムはOn1でとるようになり、また、NYスタイルに比べ、よりエネルギッシュに踊るショースタイルとして確立しました。

 

どんなスタイルでもショーはエネルギッシュに踊られて当然だと思うかもしれませんが、LAスタイルはその点においてより一層際立っているということができるでしょう。

 

クロバットも交え、より派手に、よりエネルギッシュに踊られるのがLAスタイルのショーの特徴です。

 

ここで2つの動画を紹介しましょう。

 

一つ目は、何度も紹介しているLAスタイルのパイオニア、ジョニー・バスケスのダンスカンパニーの動画。

 

そして2つ目は、今やサルサの世界を超えて知られる存在となった、リカルド&カレン(Ricardo & Karen)によるショー動画です。

 

 

動画からでもものすごいエネルギーが伝わってきたのではないでしょうか。

 

サルサを知らない人がサルサのイメージとして抱いているものは、もしかするとLAスタイルが一番近いのかもしれませんね。

 

どのスタイルも勉強すればするほど面白い。

 

さて次回は、このLAスタイルに影響を与えた、NYスタイルを紹介していきます。

 

次回もお楽しみに♪

【サルサにはいくつのスタイルがある?】②カリサルサとは?カリスタイルの特徴を紹介!

前回に引き続き、今回もサルサのスタイルを紹介していきたいと思います。

 

今回紹介するのは「カリスタイル」。

 

初めて聞く人がまず思うこと、それは、「カリって何?」ではないでしょうか。

 

カリ(Cali)はコロンビアで3番目に人口が多い都市の名前です。

 

首都のボゴタや、今や世界中で知られるコロンビア出身の歌手、シャキーラが生まれたバランキージャなどと言った都市名は聞いたことがあるかもしれませんが、カリなんてなかなか聞くことがないですよね。

 

私自身、サルサをやっていなかったらきっと、そんな都市が存在することすら知らずに生きていたことでしょう。

 

さて、そんなカリで生まれたサルサが ”カリスタイル”。

 

カリスタイルは、コロンビア以外では他のスタイルに比べると踊られている人口も少なく、まだまだマイナーなスタイルだと思われます。

 

ただ、サルサのメッカとも呼ばれるカリで毎年開催されているFestival Mundial de Salsa(サルサ世界フェスティバル)には、5,000人にも及ぶダンサー達が出演し、6日間にわたってそれはもう熱狂的なステージが繰り広げられるとのこと。

 

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私は残念ながらまだカリには行ったことはありませんが、これまでにカリ出身のプロのダンサー達と一緒に仕事をし、レッスンを受ける機会にも恵まれ、彼らから多くのことを学んできました。

 

今回もこの記事を書くにあたり、カリスタイルが世界で知られるきっかけを作った、2005年World Salsa Championship(サルサ世界大会)の優勝者である、カリ出身のダンサー、Ricardo Murillo(リカルド・ムリージョ)氏に協力してもらっています。

 

では早速、そんなカリスタイルの特徴を紹介していきたいと思います。

 

【カリスタイルの特徴】

①基本ステップはバッククロスステップ

②ペアでは技よりもステップが多い

③強拍(アクセントとなる音)でリズムをとる

④体を使ったムーブメントが少ない

プエルトリコやNY、ベネズエラのオルケスタの曲で踊られる

⑥ショーではテンポが速い曲が好まれ、多くのアクロバットが繰り広げられる

 

それでは一つずつ細かく見ていきましょう。

 

 ①基本ステップはバッククロスステップ

 

まず、カリスタイルでは基本ステップは前後ではなく、男性も女性も斜め後ろに踏みます。

 

つまり、バッククロスステップ。

 

両手を握って男女向かい合った状態で、まさに鏡のように対照的にステップを踏んでいきます。

 

②ペアでは技よりもステップが多い

 

そして2つ目の特徴はこれはペアダンスでは意外かもしれません。

 

サルサでペアダンスと言えば、やはり様々な技が繰り広げられるイメージがありますよね。

 

しかしカリスタイルでは、技よりもステップです。

 

キューバンみたいな複雑な技をしたり、NYスタイルみたいに女性をくるくるスピンさせたりするのではなく、カリスタイルではペアで踊る時も様々なステップを男女一緒に向かい合って踏むのが特徴です。

 

ここでRicardo先生の動画を紹介しましょう。

 

これはショーでもパフォーマンスでもなく、ソーシャルにより近いかたちで踊られています。

 

 この動画を見ると、後ろ斜めに踏む基本ステップ、そしてペアでもいかに技よりステップの方が多いかがわかるかと思います。

 

 

③強拍(アクセントとなる音)でリズムをとる

 

サルサでいう強拍とは、カウントでいう1と5のことです。

 

曲の中で一番強く聞こえる部分を指します。

 

強拍に合わせて踊るということは、123 567が存在しないので、23 23のようにアクセントのみ意識して踊ることになります。

 

現在では、レッスンを受けている多くの人々は123 567のカウントで踊るようになったそうですが、そうでない人達は今でも強拍でリズムをとって踊っているとのこと。

 

なのでもしカリに行き、踊っている時に123 567が逆になってずれてしまったと感じることがあれば、それはカウントではなく強拍で踊っているということです。

 

④体を使ったムーブメントが少ない

 

カリスタイルではペアでも技よりステップの方がメインだということはすでにお伝えしましたね。

 

ペアで同じステップを同時に踏むということは、お互いに体を支え合わなくてはいけません。

 

つまり、2人を繋げている両手でお互いにバランスをとる必要があるということです。

 

そうなると、どちらか一人が上半身のムーブメントを入れたりなどしたらすぐにバランスが崩れてしまいますね。

 

しっかりステップを踏むためには、上半身は固定されていなければいけません。

 

そのため、カリスタイルでキューバンのような上半身のムーブメントが見られることはほとんどないのです。

 

ここでまた一つ別の動画を紹介しましょう。

 

最近ではカリスタイルでも、他のスタイルや他のジャンルのダンスとフュージョンされることが増えてきたそうですが、この動画は伝統的なカリスタイルの踊り方であるとリカルド先生が教えてくれました。

 

 

男性も女性も上半身がしっかり固定されているのがわかりますよね。 

 

プエルトリコやNY、ベネズエラのオルケスタの曲で踊られる

 

前回の記事で、キューバンスタイルはキューバのバンド、オルケスタの曲で踊られると紹介しました。

 

ではカリスタイルはどうなのでしょうか?

 

カリスタイルは、特に60年代のプエルトリコやニューヨーク、そしてベネズエラのオルケスタの曲で踊られることが多いそうです。

 

カリスタイルと聞くと速い曲をイメージする人が多いかもしれませんが、ソーシャルの場ではゆっくりな曲も沢山かかるそうですよ。

 

⑥ショーではテンポが速い曲が好まれ、多くのアクロバットが繰り広げられる

 

カリスタイルのショーでは基本的にテンポが速い曲が好まれます。

 

カリスタイルと言えば高速ステップのイメージがあるという人がいるのは、そういうショーのイメージが強いからでしょう。

 

ただ、それはあくまでショーであるからです。

 

カリスタイルのショーでは、テンポの速い曲で複雑なステップをいかに正確に踏むかが求められます。

 

そしてアクロバットが多いのもカリスタイルの特徴です。

 

まるでサーカスのショーを見ているかような、ひやひやさせられるアクロバットの数々がステージ上で繰り広げられます。

 

キューバンスタイルとは正反対ですね。

 

ここでカリスタイルのショー動画を2つ紹介しましょう。

 

 

次何が起こるのか予想する間もなく振付が進んでいくのですっかり見入ってしまいますよね。

 

カリスタイルは上半身を固定していてムーブメントが少ないと書きましたが、実は腰はすごく使っているんです。

 

上半身を固定させた状態で腰をひねらせうまく利用して足を動かしているので、本気でやると結構腰にきます。

 

その状態でこのように速いスピードでステップを踏み続けるのは本当にすごいなぁと感心せざるを得ません。

 

さて、今回はカリスタイルの特徴を紹介してきました。

 

サルサと一言で言っても本当に幅広い。

 

キューバンスタイルとカリスタイルだけでもどれほど違うかわかっていただけたのではないでしょうか。

 

違いを知れば知るほど楽しくなります。

 

次回はLAスタイルの特徴について書いていきます。

 

また次回もお楽しみに♪

【サルサにはいくつのスタイルがある?】①キューバンとは?キューバンスタイルの特徴を紹介!

サルサを習い始めてからしばらくすると、実はサルサには様々なスタイルがあるのだということを耳にし始めますよね。

 

サルササルサだと思っていたのに、その中にいろいろなスタイルがあるっていったいどういうのことなの?

 

そう誰もが思ったことだと思います。

 

私自身、最初にサルサを習い始めたのはキューバで、そこで習ったものがもちろんサルサだと思っていました。

 

キューバで踊られているのはキューバンスタイルのみ。

 

日本に帰国して初めて、LAスタイルやカリスタイル、そしてOn2などという異なるスタイルや異なるリズムの取り方で踊る人達もいるのだということを知りました。

 

こんがらがりますよね。

 

同じサルサなのに踊り方もリズムの取り方も違うなんて。

 

そこで今回から、サルサのスタイルの種類、そしてそれぞれの踊り方の特徴を何度かに分けて紹介していきたいと思います。

 

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現在世界で存在するサルサのスタイルは大きく分けて5つあります。

 

キューバンスタイル

②カリスタイル

③LAスタイル

④NYスタイル

⑤プエルトリカンスタイル

 

あーなんとなく聞いたことがある。

 

そう思った方も多いのではないでしょうか。

 

それぞれのスタイルが生まれた地域の名前がそのままつけられています。

 

カリはサルサのメッカと呼ばれるコロンビアの都市。

 

LAはロサンゼルス、NYはおわかり、ニューヨークですね。

 

キューバプエルトリコは国名なので言うまでもないでしょう。

 

では早速今日は、キューバンスタイルとはいったい何なのか、その特徴を紹介していきたいと思います。

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キューバンスタイルの特徴】

①回りながら円を描くように踊る

②基本ステップは男性も女性も最初は後ろに踏む

③女性の回転回数が少ない

④カウント4と8でもステップを踏む人が多い

⑤女性の腰のムーブメントが強調される

⑥知恵の輪のような複雑なペアの技が多い

キューバのバンド、オルケスタの曲で踊ることが大半

⑧ショーやパフォーマンスではアクロバットはほとんどない

 

キューバンスタイルの大きな特徴をあげてみました。

 

ではそれぞれ細かくみていきたいと思います。

 

①回りながら円を描くように踊る

 

サルサはSalsa Lineal(ライン上で踊るサルサ)かそうでないかでまず大きく分けられます。

 

キューバンスタイルとカリスタイル以外は全てライン上で踊るサルサです。

 

ライン上で踊るサルサでは、女性が常に一本のライン上で踊れるように男性はリードしなくてはいけません。

 

ただ、キューバンスタイルの場合は、ずっとぐるぐる円を描くように踊り続けます。

 

 次の動画を見てもらうと、その特徴がわかりやすいでしょう。

 

 

②基本ステップは男性も女性も最初は後ろに踏む

 

他のスタイルから習い始めた人がキューバンスタイルでまず戸惑うのはここでしょう。

 

ライン上で踊るサルサでは、On1であれOn2であれ、男性が左足を前に出せば、向かい合ってる女性は右足を後ろに下げるのが基本ステップのルールです。

 

ただ、ライン上で踊るルールがないキューバンスタイルでは、男性も女性も鏡のように対照的にステップを踏みます。

 

カウント1では男性は左足を後ろに、女性は右足を後ろに踏み、カウント5では男性は右足を前に、女性も左足を前に踏みます。

 

これがキューバンスタイルの基本のかたちになります。

 

③女性の回転回数が少ない

 

サルサを知らない人にサルサのイメージを聞いたら、女性がくるくる回っているイメージがあるとよく言われます。

 

ただ、それはキューバンスタイルでは当てはまりません。

 

キューバンスタイルでは、先程の動画を見てもらってもわかるように、女性は基本的に1回転、多くても2回転しかしないのが普通です。

 

3回転、5回転、中にはそれ以上回転しているのは確実に他のスタイルだと言えるでしょう。

 

④カウント4と8でもステップを踏む人が多い

 

サルサのカウントは「123  567」であると誰もが最初に習うかと思います。

 

ただ、キューバンスタイルの場合、4と8でもステップを踏む人がとても多いです。

 

踏まなきゃいけないということは決してありません。

 

123 567に比べれば軽く踏んでいるのですが、4と8でもステップを踏みながら強弱をつけたり遊びを入れて踊る人がとても多いです。

 

⑤女性の腰のムーブメントが強調される

 

他のどんなスタイルよりも、女性の腰の動きが強調されるのがキューバンスタイルです。

 

ディレケノ一つするのでも、女性の腰の動きがリズムを取るアクセントの一つとなります。

 

腰の動きに限らず、上半身のムーブメントが多く取り入れられるのもキューバンスタイルの特徴です。

 

⑥知恵の輪のような複雑なペアの技が多い

 

キューバンスタイルでは、男性と女性の腕が首に絡み合い、どうやってほどけるのかわからなくなるような技があります。

 

私は勝手に知恵の輪だと呼んでいますが、正しくはそれらの技のことを ”nudo(ヌード)"と呼びます。

 

ヌードとはスペイン語で縄の結び目などを意味します。

 

結び目をほどけないように続ける技だからそう呼ぶのでしょう。

 

ライン上で踊るスタイルではこういった技をするのは困難で、nudoキューバンスタイルの特徴の一つです。

 

キューバのバンド、オルケスタの曲で踊ることが大半

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皆さん誰しもお気に入りのサルサバンドがあるのではないでしょうか。

 

好きな曲がかかったら踊りたくなる、それはどんなスタイルでも同じですよね。

 

もちろんサルサはスタイル関係なしにどんな曲(サルサであれば)でも踊ることができます。

 

ただ、キューバンスタイルを踊る人の多くはキューバのバンド、キューバのオルケスタの曲に合わせて踊るのがほとんどです。

 

キューバサルサクラブや世界中のキューバン系のイベントで、プエルトリコのオルケスタの曲がかかり続けるということはまずないでしょう。

 

すっごく流行っている曲であれば何曲かかかることもあるかもしれませんが、基本的にはキューバのバンドの曲が好まれます。

 

⑧ショーやパフォーマンスではアクロバットはほとんどない

 

 最後に、ショーやパフォーマンスに関しても少し触れておきましょう。

 

サルサのショーと聞くと、派手なキラキラした衣装を着て、ヒールを履いて、くるくる何回も女性が回っているというイメージを持っている人がまだまだ多いかと思います。

 

 歓声が沸く激しいアクロバットが何度も出てくるのを期待する人もいるでしょう。

 

ただ、キューバンスタイルにおいては全て正反対です。

 

キューバにおいてサルサはあくまで calle(カジェ:ストリートの意味)の文化。

 

キューバンスタイルではキラキラの衣装もアクロバットもほとんど出てきません。

 

次の動画を見てください。

 

これはキューバ国立民族舞踊団(Conjunto Folklórico Nacional de Cuba) によるサルサのショー。

 

キューバのトップダンサー達によるショー動画です。

 

 

これぞ正にキューバンスタイル。

 

サルサに対するイメージががらりと変わる人もいるのではないでしょうか。

 

つまり、サルサのスタイルはそれだけ幅広いということです。

 

キューバでキラキラした派手な衣装でヒールで踊っているダンサー達のショーを見たとしたら、それはサルサではなくキャバレーというまた違うジャンルのダンスです。

 

キューバサルサはショーであってもあくまで自然体。

 

他のスタイルに比べると派手さでもエレガントさでも劣ってしまうかもしれませんが、全身のムーブメントがこれほど際立つスタイルはキューバンだけでしょう。

 

違いがあるから面白い。

 

人それぞれ好き嫌いはあって当然です。

 

でも、どのスタイルが一番優れている、なんてことはありません。

 

どのスタイルも素晴らしい!

 

ただ、違うというだけなのです。

 

一番勉強しただけに、一番情熱を捧げただけに、キューバサルサのことを書き始めたら止まりませんが今回はそろそろこの辺で。

 

次回はコロンビアのカリスタイルの特徴について書いていきます。

 

お楽しみに♪